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広報のスペシャリストになるために

メディア動向【2010/10/29】
浸透したソーシャルメディア

 世界で2億人が登録しているフェイスブック。日本で2000万ユーザーのいるミクシィとも連携し、そのメディアとしてのパワーを着実に拡大しています。
 一方、日本ですでに1600万人以上(1)がつぶやいているツイッター。こちらは投稿されたつぶやきもオープンになっているのが特長ですが、その閲覧者も入れるとすでに日本でも月間1900万人以上(2)が利用。これは、インターネット利用者で括れば16.8%(3)となり、市場への浸透度は3段階目のアーリーマジョリティの域に入っています。

 ここではテレビや新聞の影響力の高低は議論しませんが、むしろそれらを情報源とした二次媒体として、さらなる情報の拡散、批評、トレンドを作るポジションにソーシャルメディアがしっかり根を張ったという事実を認識すべきでしょう。ひと昔前のように情報は、紙やテレビ画面の前からしか得られないという物理的制限がなくなり、またパソコンからではなく携帯電話やスマートフォンなどからも、いつでもどこでもアクセスできるメディアとしての利便性が、情報に敏感な文化を組成したのです。
 もはや、若い世代から、ビジネスマンまで貴重な情報源、コミュニケーション手段として、ソーシャルメディアが国民生活の中に浸透したことは間違いないのです。

 今後、一つ一つのメディアの栄枯はあるにせよ、広報担当者にとっては、ときにツールとして、ときにやっかいな情報源として対応を余儀なくされるでしょう。
 同時に広報担当者としては、ソーシャルメディア・ポリシーやガイドラインを策定し、企業としてのルールを明確化する必要を感じているはずです。積極的に活用することは、企業それぞれの考え方次第ですが、組織としては最低限の危機管理は行いたいものです。(佐藤)

(1)「ツイッター社会進化論」(朝日新書)金正則著より
(2) Doubleclick Ad Plannerより
(3) コムスコア社調べ